仕事に対する責任感とは?
前回のブログで・・父の話を書きました。
5年前に母、4年前に父が亡くなりました。
それは・・本当に突然、来ました。
誰もがいつか親は先に逝ってしまうと
わかっています。
しかし、実際にそうなってしまうと・・。
人が亡くなると沢山の手続きがあります。
父は、母が亡くなると、
本当に小さくなったように見えました。
しかし、泣いてばかりいられません。
手続きが待っています。
母が亡くなった後の手続に
父と区役所を訪れた時です。
1階でひとつの手続き。
次は2階に行ってくださいと・・
指示されたとおりに・・
2階の窓口に着いたのはは11時50分・・・
番号札を取り、呼ばれたので書類を提出。
待つように、言われました。
15分たっても呼ばれません。
周りには待っている人もいません。
そして・・12時5分になると
昼休み中と書かれた紙が・・
そして、窓口クローズ。
それでも、更に父と
言われた通りに、待っていました。
すると。。。。。。。。
デスクでお弁当を食べている職員。
あれ~おかしいな?と
「随分前に書類を出して待つように言われたのですが・・」と
お弁当を食べている職員に
声をかけました。
「あ!!」と
もぐもぐさせながら、びっくりした表情。
忘れていたのです。
ここで、厳格な父は、通常怒っています。
しかし・・何も言わず私に「また、来ようか」と。
妻を亡くし、傍から見ていても、辛いほど
元気がなくなってしまった父。
私は、
心の余裕もなくなっていながら
父を励まし、
自分では頑張っていた
つもりでしたが、
「すみません。」の一言もない職員さんに
完全に頭にきていました。
その時、怒るというより、
「人が亡くなるなんてこの人達には関係ない事だし、
そんな辛い状況で、手続きに区役所や年金事務所を
たらい回しにされる…。。。
父や私の気持ちなんて、理解できないでしょうね」と
何だか冷めた気持ちになっている自分がいました。
ここで、
私を知っている人なら「怒ったのでしょう」と言うと思いますが、
何も言わずに帰ってきました。手続きはしました。
病院関係者だけではない公的機関の区役所だって、
人の死に関わる(手続き)仕事をしている方は
少しでも人の気持ちになっていたら、
忘れていたら「すみません」ぐらい言えたのでは?
と今でも思います。
その後、
父も亡くなり、すべての手続きを一人で行った時にも
同じ気持ちを味わいました。
お盆だからでしょうか・・。
亡くなった人たちの事を思い出します。
(東京のお盆は7月なんですが・・)
私は、カウンセリングで
心が風邪をひいた方達と接しています。
いつでもその方に寄り添って考えられる人になろうと
日々思っています。
この一件で、慣れは禁物と更に思っています。
(自分への戒めですね)