本日の産経新聞の記事を読み、少し前にカウンセリングにいらしたFさんを思い出しました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181218-00000515-san-soci
※上記は産経新聞WEBより
マネージメントと働き方
Fさんは中小企業でお仕事をしていらっしゃる管理職。
7名の部下を持ち、お仕事をしています。
「仕事は好き、人は嫌。」と・・
(*人は嫌と言ってしまうわけがありました。)
二人目出産、産休明けの女性部下に悩んでいました。
胃潰瘍にまでなってしまった・・と。
Fさんは、結婚しておりますがお子様はいません。
何度か、チャンスはあったけど悲しい結果になったとおっしゃっていました。
(子供は欲しかったのですが、諦めた過去がありました。)
今は、子供のいない人生を楽しんでいますが。
正直言いにくい管理職の悩み
産休明け女性部下があまりにもお休みをすることに、悩んでいました。
そうです・・
「子供が熱を出して」
「子供がインフルエンザで」
と言われると、
誰もが月の1/3お休みしていても駄目ですとは言えません。
誰かがこの方のお仕事をするのです。
何となく、不満が溜まっているチームを懸念し、人事に相談したそうです。
細かく書けませんが、理不尽な回答だったようです。
「ママブランドなんですよね」と。
子供がいても働く方は増えています。
むしろ、私は推奨しますが、私もかつて、ママさん社員に辛い事を言われましたので気持ちはわかります。
Fさんは思い切って・・産休明けの女性部下にお話をしたそうです。そうしたら・・・
「子供がいない人にはわからない」と。
あ~私が言われた事と同じだ!!と、思いましたが、Fさんは、傷つきました。
(子供がいない事が女性として、人間として否定されていると感じ、生きている意味までわからなくなったそうです)
そして、産休明けの女性部下を見ると、具合が悪くなるほどに。
病院と弊社のカウンセリングにいらっしゃっています。
言い出すことに勇気が必要って、何?
お子様がいらっしゃる社員に対しては、時代背景から気を使ってもらえるのか?
そして・・その穴埋めを行っている他の社員がいる事なども、会社全体で考えていただきたいと思ったカウンセリングでした。
誰もが思いやりをもって、接していたらもう少し違う結果になったのではないのか?
例えば・・
お子様がいてもチームから頼りにされうまくいっている人を知っています。
彼女は3人のお子さんを育てていますが、残業できない、急に帰らなければいけない時も発生していました。
自ら正直に事情を話して乗り切っている例
そんな時・・
「皆、すみませーん。家で手直ししてみるから」(*持ち帰れる仕事ばかりではないので誰にでもあてはまるわけではありませんが。)と。。
次の日は、「昨日はすみませーん」と。
たまに、家にあったお煎餅などを配っていました。
(*これも何かを配りなさいと言っているわけではありません。)
けれども、チームの皆も何だか納得でした。
素直に「大丈夫だった?」と明るく話していました。
ほんの少しの思いやり、気遣いがチーム全体を円滑にすると思った瞬間でした。
※Fさんにはご快諾をいただき本ブログを紹介しております。