今回は、このブログに掲載するか迷っていた件です。
人材紹介の案件を依頼され、密かに人材紹介責任者を探していた時です。
レジュメでは、人材ビジネス経験は豊富尚且つ人材紹介ではかなりの成果を上げているようです。
(あくまでもレジュメ上のことですが)
一度お会いしたいと思い面接にいらしていただきました。
以前にも書きましたが、人材サービスを行っている私達は、登録にいらっしゃる方と同等です。
これから、推薦する企業に適している方かを拝見させていただくが目的ですので
社員面接とは違います。いわば人材サービス会社は登録者のみかたです。
これを踏まえた面接ですが、今までのご経験をご本人が語ったところでは
研修の講師を多数行っていたことをかなり強調されていました。
その時の発言で「御社の研修も行いますよ。NLPの研修もできます。」とおっしゃいました。
そして、「私が行うと30万~50万円かかるのでアシスタントに格安でやらせますよ。」と
おっしゃったのです。このNLPというのはアメリカでは大学でも学べるコミュニケーションの
達人になる為の(簡単に書きました。ご興味のある方は調べて下さいね)研修です。
実は、私も一番下のプラクティショナーの資格をもっています(日本でも学べます)。
そして、いらした方も同じでした。本来マスター、トレーナー、最後は米国でトレーナー試験にパスしないと
教えることはできない為(この時点ではそうでした)、疑問に思った私はつい「私も同じプラクティショナーを持っていますが、教える事はできるのですか?」と素朴に聞いてしまったのです。
本当に意地悪な質問ではなかったのですが、この面接者の慌てぶりに
あー嘘ついたんだ・・と。がっかりしました。
この研修の話から、職歴にも小さな嘘が散りばめられていた事を見抜いてしまったのですが
指摘はしませんでした。
当然不採用です。企業さんに推薦できませんでした。
自分を大きく見せる嘘は、時として信用を失いかねません。
大風呂敷広げ自分を大きく見せ、そして自滅してしまう。
それは、とても勿体無い事です。
面接官は、小さな嘘から不信感を抱きます。
最初に、このブログに掲載しようか迷ったと書きましたが
同じNLPプラクティショナーの資格保持者として恥ずかしいと思っていたからでした。