かつて勤務していた人材サービス会社では、
コールセンターの人員を100名以上の規模で募集(派遣のお仕事)をかけることが度々ありました。
経験があれば学生さんも可能。
週3日~の勤務でしたので扶養内のミセスの方も
応募されてました。
応募される年代は20歳代~40歳代と広い年齢層でしたが、
年齢不問でしたので、
定年を迎えた方もいらっしゃいました。
私のチームは総動員で面接対応にあたりました。
部下が、ほぼ面接を担当してくれましたが、
年齢を重ねた方に関しては、極力私が面接を担当するようにしていました。
しかし、予定通りにはいかないことは沢山あります。
(前の方の面接が長引いたり、会議に入ったりが続きました)
私が、面接中部下が…
「すみません・・今すぐ来て下さい」と乱入
(乱入は言いすぎですが、慌てていました)
一旦、面接を中断し外にでました。
(面接を受けにいらしている方に本当に失礼です。)
部下曰く…
今、面接をしている方に
「あんたみたいな若い人に面接なんて受けたくない」
上司を出して・・と言われたそうです。
部下は確かに未熟でした。
そういわれても、面接官を指定する権利なんてないはずです。
失礼なおっしゃり方です。
そういった方の対応ができるように
指導しなければいけないのが私の仕事でもあります。
泣きそうになる部下・・仕方なく(です)上司を出してくれと
おっしゃった方と話すことに。
しかし、今、私も面接中・・その方にも失礼です。
面接を終わらせてから、伺いました。
「女性が上司ですか。しかも部長」と・・。
出ました・・この言葉は慣れています。
「部下が失礼なことを致しましたか?」と
伺いましたが、ただ単に若造に自分の経歴を語りたくないとの事。
一通りお話を伺い面接終了。
最後に、私から
「派遣会社、人材紹介会社に登録に行かれるのであれば○○さんより若い方がほとんどです(しかもその方は定年退職しています)」
「ご自分より若い人が面接官では嫌とおっしゃり上司をよんで下さいと、おっしゃるのは印象が悪くなり、不利ですよ。」と。
その方は、
納得できない様子でした。
派遣会社・人材紹介会社に登録にいらっしゃる方は様々です。
対応をする担当者は自分より若い、
社会人として経験が浅い社員が対応する場合も当然あります。
ここを理解し何だか若い人ばっかりだな・・でも面白そう。という
遊び心とでもいうのでしょうか。
気持ちの切り替えが必要になる場合もあります。
さて・・前出の方は・・・コールセンターのお仕事には不採用となりました。